教官 | つーちゃん |
教科(講座) | 泣きそうな夜に |
投稿者 | はるくん |
投稿日 | 2025年08月21日 |
評価 | ど鬼 |
テスト | |
レポート | 時々あり |
出席 | あり |
コメント | ばかやろう。そう思ったのはバイトしてる時。僕のバイト先では、色んな曲がランダムで店内で流れる。スポティファイでヒット曲のミックスリストを垂れ流しているから、平成から今に至るまでの様々なヒット曲が聴けるのだ。基本的には業務に集中しているから、流れる音楽の歌詞は基本的には聞いていない。しかし、今日僕は失恋していた。たった2回あっただけの女の子。とても笑顔がかわいくて、なにより芯がある女の子だった。今まで会ってきた女の子が吹き飛ばされるような、そんな感覚を持たせてくれる女の子だった。そして、女の子の家に上がったのはその子が最初。一緒のベッドに寝たけど、付き合ってないからHはしてくれなかったし、キスもしてくれなかった。だけど、指や背中にキスをしてくれたんだ。その唇はとっても柔らかくて、吸い付いて…どこでそんなに上手いキスを覚えたんだろうってくらい上手かった。少し悲しくなったけど、この子の唇を奪いたいという欲求の方が勝った。そんな夜を僕たちは朝の5時まで続けた。
その子の声で起きたのは朝の7時半。君の表情はどこか冷めていたね。一緒に坂をくだる時も、仙台駅まで車で送ってくれた時も、僕と目を合わせてくれなかった。帰りのバスは1つ便を遅らせた。たばこが吸いたかったからだ。絶対に脈が無いなって思って、ヤケになって2本吸った。ヤニクラで気持ち悪くなりながら、やかましい太陽に焼かれて、僕はバスで帰ったんだ。バスに乗っている時、ラインで3回のメッセージを送った。1つは僕の振る舞い方についての謝罪、1つは夜に話したいという願望、1つは仕事につかれた彼女への労い。彼女からの返信を待っていたらもう夜になっていた。午前0時、帰ってきたのはありがと!という1文。分かっていた。分かってはいたけど。なぜだかとても辛くて。こんな感情は昔に捨てたのに。まぁ、そんなこんながあって、僕はバイトで働いてたんだけど、ある曲が流れて僕は手を止めてしまった。マカロニえんぴつのヤングアダルトだ。僕はマカロニえんぴつやそこらの女々しいくそったれオカマバンドなんて大嫌いだし、ましてや、歌詞に共感や感動を覚えた事なんてなかった。その時までは。その曲にはサビで「夜を越えるための唄が死なないように」という歌詞が歌われる。僕はハッとしてしまった。僕は今日夜を越えれないのではないか。誰かの歌に自分の感情をのせるのは、バンドマンとして屈辱的だった。だから、ばかやろうと思った。
そしてこの怪文を書いている今、僕は眠れていない。しかし、そろそろ眠らないと、クソみたいな朝焼けの木漏れ日が僕の寝室に入ってくる。だから、最後に言わせて。つーちゃん。大好きだよ。君に向けて曲を作るよ。君とあの日のデートプランを考えている時みたいに、歌詞やコードを考えているけど、ワクワクしないなぁ。だけど、ありがとう。僕は浮気もするくそったれなバンドマンだけど、純粋な気持ちでラブソングが歌えるようになった。13日の仙台のある場所で叫ぶんだ。そこには他にも僕の女の子がいるけど、構わない。「つーちゃん!!!!大好きだよー!!!!」って。例え君がそこに居なくても。大事なことだから。
くっそぉ〜こんだけ書いても眠れねぇや。夜を越えるために僕はヘッドホンをつけて、夜を越えるための唄をたくさん聴くよ。
さようならつーちゃん。大好きだよつーちゃん。
幸せになれー!!!!!!!つーちゃん!!!
もしまたどこかであったら、あの日の夜みたいに僕をくすぐってね笑笑 |
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