教官 | 王冰 |
教科(講座) | 中国語演習 |
投稿者 | |
投稿日 | 2022年03月09日 |
評価 | ど鬼 |
テスト | |
レポート | あり |
出席 | あり |
コメント | テキストを用いた文法学習に加え、毎週Youtubeの中国にまつわる動画を見て100字(中国語)の感想文を出すことになっている。また中間・期末レポートとして800字の中国語の文章を提出し、それをスピーチすることになる。成績は平常点+中間・期末で出されるが、平常点は授業での発言の積極性を教員が判断してつけることとなっている。
これまで話した内容自体もまあまあ鬼な気はするが、最大の問題はYoutubeの動画にある。在中日本人ジャーナリストが中国の様々な事柄(テクノロジーやコロナ禍など)について現地の目線からリポートする動画なのだが、その中身は徹頭徹尾の中国賛美ぶりで、一部動画では日本を卑下する趣旨の発言もあったりと、よく言えば日本人が総じて持つような中国への価値観を完全に転換するような内容であった。「この授業を15回も受けられない。というかこの動画を15種類も見られない」と漏らす学生もいたし、(ここでは忌憚のない表現は避けるが)動画による価値観の変容についていけず、履修削除や履修放棄を行う学生も一定数見受けられた。授業の予習・復習などの負荷がそこそこあるといった話以前の問題というわけである。
「教授の話も鵜呑みにせず、自分自身で問題意識を持ちながら取捨選択して聞かなければならない」という大学生として必要な資質を養う上ではかなりいい授業かもしれない。 |
|
|
|