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教官首垂れ
教科(講座)森羅万象には因果関係が必ずあると考えて疑わない病
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投稿日2021年02月26日
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コメント目が覚めた。ぱっちり。 僕はベッドから飛び起きて、窓の方に向かい、カーテンを開ける。白く優しい光が、微粒子となって、部屋の隅々まで満たしていく。足元に横たわる人型を模した植物に目を遣る。今ではもう身長は200cmを超え出して、僕より大きい。そんな巨漢が窓辺に仰向けで横たわっている。僕は彼の腹筋に手を差し出して、優しく撫でる。わずかではあるが、表皮がずずっと動く。朝起きて毎日すること。それは、この人型植物に水を与えることだ。なにせ、この植物には根がなく、ある程度の水分はサボテンのように保っていることができるのだが、いかんせん、ここまで大きくなってしまうと蒸散量も多い。手がかかると言えばかかるのだが、この植物への給水は少し変わっているため、その心配はない。その給水方法は、僕自身の尿を与える事なのだ。彼の上に跨り、用を足す。表皮に尿が付着すると同時に、表皮が尿を吸収していく。これがこの植物の給水方法だ。 そう言えば、今日は、2ヶ月に1回の肥料をやらなければいけない日であった。僕はもう一度、彼にまたがる。糞をした。しかし、このままでは彼が吸収するのには時間がかかり、部屋全体に糞の匂いが充満してしまう。そのため、僕は、ゴム手袋を嵌め、彼の表皮に満遍なく糞を塗りたくっていく。この植物は表皮からの吸収率がものすごく良くらしい。塗ったところから直ちに吸収していく。 ところで、彼の顔面には人間でいう、口しかなく、その口からは、屍人のような白い手が生えている。そこから、また別の植物が生えてくるのではないかと僕は疑ってしまうが、専門家に言わせると、これは通常の植物の葉にあたる部分であるという。毎日観察している僕には分かるが、日に日に露出している箇所が増えている。つまり、伸びている、成長している。今では、人間の肘の部分まで白い手が伸びている。 なぜ、この植物が人型を為しているかは、未だ不明である。過去に、この植物と人間の遺伝的情報はほとんど合致しないことが分かった。当然と言えば当然だが、この植物が人型なのは、単なる進化の結果であるらしい。
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