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教官ささみくん
教科(講座)休暇〜潮騒編〜
投稿者
投稿日2021年02月05日
評価ど鬼
テスト
レポートあり
出席あり
コメント上空で鳶が舞いながら鳴いていた。男は砂浜にパラソルを立て、折り畳み椅子の上に腰を下ろし本を読んでいた。ラジオからはフォークロックが流れている。休日の昼下がり、心地の良い春の季節。しかし、男にとってこの季節は忌むべきものであった。男は鼻炎持ちであった。どういうわけか今日は特にひどい。こんな日は決まって海辺に来るようにしている。どういった原理かは知らないが、潮の香りが鼻炎の症状を和らげてくれる。  さて、本を読んで1時間ぐらい経った時だろう。男はふと視線を左の方に見える100m程度離れた釣り場にやる。すると、1人の釣り人を見つける。おかしいなぁ…。今の時刻は14時ごろ。通常であれば、家族連れや、地元の学生などがいるのだが。  今日は釣れない日なのだろう。そう思い、男は再び手元の本に視線を落とした。いや、落とそうとした。その時だった。釣り人が急にホイッスルを鳴らしたのだった。男は驚き、思わず釣り人を凝視する。釣りに来るのにホイッスル?一体何のために…魚が逃げてしまうのでは…  そして、男はまた驚愕することになる。砂浜の近くに設置されている、公衆トイレから出っ腹、スキンヘッド、全裸の男性が片手を大きく挙げながら釣り人の元に向かっているのだ!その光景はまるで兵士の行進のようでもあった。男は周囲を見回した。人は男と釣り人と全裸の男性以外、誰もいない。警察に通報するべきか…?しかし、何と説明すれば…。男が困惑している中、全裸の男性が釣り人の隣に止まる。全裸の男性の片手は挙げられたままである。釣り人は道具箱から何かを探す素振りを見せ、直ちに取り出す。男はギョッと目を見張る。それはマグロ用の釣り針であった。そして、釣り人は全裸の男性のペニスを徐に触る。そして、徐々に体積を増していくそれを手で固定しながら、釣り針を尿道へとゆっくり通していく。男は逃げ出したい気持ちと嘔吐しそうになるのを抑えながら、何とか物音を立てずに岩陰へと隠れた。再度、釣り場を見やると、釣り針は男性のペニスの中に完全に入ったようである。遠目からは2人の表情を確認することはできない。さらに、不気味なことに、2人は何の声すら出さずに以上の工程を行なっていた。釣り人は再び、ホイッスルを鳴らす。全裸の男性は挙げていた片手を下ろし、海へとダイブした。  今なら大丈夫だろう。男は急いで支度を終わらせて、荷物を愛車に投げるようにして突っ込み、エンジンをかけた。バックミラーで釣り人を確認する。全裸の男性が巨大な魚を口に咥えながら、陸に上がっていた。  それ以来、男はその海辺に寄ることは無くなったという。
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