東北大学 授業評価

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教官 松原正和
教科(講座)物理学概論
投稿者遅刻馬
投稿日2024年10月01日
評価ど仏
テスト
レポートなし
出席あり
コメント※下の方に簡略コメント(追記)あります。 私はこの御方に感謝を申し上げなければならない。私は普段、遅刻せず、居眠りせずの真面目な生徒であった。なんなら、出席で必要なミニットペーパーでぼけをかます余裕すらあった。この御方の小噺は少し超人的すぎて信じ難いところがあるが、皆のやる気を掻き立ててくれるものであった。私はこの御方にやる気を見せようと、小テストは完璧に(一夜漬け)対策し、(おそらく)優秀な成績を修めた。しかし、中間テストは迂闊にもノーベンで挑み、見事に散ってしまった。そう、高校物理ではかなわない問題があるのだ。そこで反省した私は、来る期末テストに向けて前日の夜から徹夜で勉強した。先生から賜った教科書の例題、演習問題をくまなく解き、テスト範囲を完璧に理解した。いざ行かんと意気込む早朝6:00過ぎ、太陽は地平線から昇り、私は眠りに落ちた。心地よい眠りとともに目覚めた私は、はっとした。友からの数件のメッセージの着信履歴。焦った。時計を見た。9:45。終わりだ。期末試験は10:15に終了する。今から向かってもせいぜい15分。そもそも、テストを受けさせてもらえるのだろうか。眠気が残る頭でそう考えながら、私は自転車を漕いだ。車よりも、雲よりも、メロスよりも早く走った。教室についた。申し訳ない顔をしながら教室に入るとなんと御方は問題用紙と解答用紙を下さったのだ。そして、温情からなのか、試験時間を延長してくださり、私に残った時間は17分。よし、いける。私のすべてをぶつけよう。第1問。公式テンプレ問題。解答。第2問。立式問題。解答。第3問。、、、。試験終了の合図とともに私はいったいいくつの問題を解答できたのか数えた。およそ1/3、よくて半分だ。こんなので浮くわけがない。絶望的な顔をする私に近づく御方は、「時間たりなかったよね」と一言。私は昨夜の過ごし方をひどく後悔した。ちゃんと起きていれば、すべてとはいわずとも、8割は堅かった。不甲斐ない自分に腸が煮えくり返りそうになりながら、不格好な固い笑みを浮かべて「そうですね」と返答。そこからの私の日常は、色を失ったフィルム写真のようだった。単位を一つ落としてしまった。その事実は私にとってあまりに衝撃的であった。そして迎えた成績発表。確認する私の成績。B。B?B!そう、落ちなかったのだ。御方の寛大なる温情と計らいにより、私の日常に色が戻ったのだ。この御方は、頭が決して上がらない、足を向けることが許されない仏様なのである。私はこの感謝の気持ちを忘れずに、初心に帰って勉学に努めようと決心したのであった。もう物理は勉強することはないけど。 追記。出席はミニットペーパーの提出で、結構甘めです。代筆可ですが、出席人数が少なすぎるとさすがに怪しまれます。授業内容は少し難しめですが、物理選択からすると自学でついていけます。先生の話は結構面白いです。小テスト、中間テスト、期末テストとあり、小テストは簡単で高校物理でいけますが、中間から大学物理が登場します。しっかり対策が必要になってきます。期末テストで満点が出たのですが、その生徒はなんと生物選択だったそうで、勉強すれば高得点を狙えるということです。噂ですが、期末で悪かった人はレポート提出が課されたり、課されなかったり。まわりにこの授業を落とした人はほとんどいませんでした。きっと普通に評価するなら、仏か並ですが、受けた御恩を返す宿命があるのでど仏です。
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