東北大学 授業評価

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教官湯田道生
教科(講座)経済経営数学Ⅱ
投稿者こいこう
投稿日2024年07月24日
評価やや仏
テスト
レポートなし
出席なし
コメントまず講義についてだが、今まで受講してきた経済学部の専門科目の中でも1、2を争うクソ授業。内容としては時間価値や等式制約付き最適化問題、動学最適化などについて学ぶ授業で、他の講義では扱わない領域であり、数学のレベルとしては大学院のレベルに近いため数学大好きという人にはぴったりな授業のように思われるのだが、随所に問題点が見られる。そもそも湯田先生自身あまり数学が得意な教員ではない。経済経営数学入門よりも高度な数学を扱うためじっくり時間をかけて説明してほしいのだが、先生がわかっていないため「なんか教科書いわくこうなるらしい」という説明ばかりで、公式の丸暗記にしかならない。なんでこうなるのかとかは教科書自分で読んでおいてねという投げやりぶり。先生は口癖のように「時間がない、忙しい」とおっしゃるうえに今年度から開講された科目なので授業構成が洗練されていないのはわかるが、それにしてもひどい。挙句の果てにわからなくて該当の問題がテスト範囲から外れる始末。マジで数学的な証明なくツールの紹介に一貫しているので、数学好きこそ消化不良に終わるかもしれない。加えてこの授業ではミクロの問題を扱うのだが、内容としてはマクロに関する話が多い。マクロ経済分析は2年生の後期に履修できるためこの授業を履修した二年生はマクロに関する知識が乏しいまま受けることになるのだが、それをケアしようとなぜかマクロ経済の話が多い。いやこれ数学の授業じゃないの!?三年生は半年前勉強したばかりでその説明はいらないし、マクロ経済の話をしすぎているせいで明らかにシラバスに記載された範囲を網羅できていない。計画性が皆無。こんなことになるなら予めマクロ経済分析の履修を勧めるとか、2年次は履修できないようにするとか、マクロの話はさわりだけにとどめて数学的説明に集中するとかやった方がよかったはずだ。ちなみに湯田先生はマクロの専門でもないためこれも所々「わかりません」と説明をはぐらかす。そして極めつけには講義資料が見づらい。湯田先生はいつも授業資料を大事な箇所を空白にしてクラスルームにアップする。これがクソ。まあ出席するインセンティブとしてそうしているのかもしれないが、出席していても復習する時に勉強しづらいし、あろうことか普通に誤植がある。では出席したくなるほど素晴らしい授業かというと上述したようにこの講義から得られるのは空欄補充の答えだけだ。何も知見など得られない。そして事前に解いて途中式含めてスライドで共有しておけば解説に終始できるのに、板書しながら式展開を解説するため、冗長ったらありゃしない。おまけに指定された教科書の部数が少なく購入できなかった学生が多発した。なのに湯田先生は教科書の内容をちゃんと解説できるほどの能力を持ち合わせていない。と、ここまでひどい常勤の教員による授業は初めて受けたというレベルの低さなのだが、そんなこの講義にもいいところがある。それはフォームで随時質問を受け付けてくれることだ。(ただし答えてくれるのにだいぶラグがある)。そんなに准教授って忙しいのだろうか)ここまで長くなってしまったが、次に成績評価について述べる。成績はテスト一発でつけられる。出席点やレポートはなし。ちなみにスライドの誤植を指摘すると平常点がもらえるらしい。テストの難易度としては普通。講義のクオリティがめちゃくちゃ低かったので、問題も授業を受けていればわかる程度の難易度だった。やや分量が多かったが、数学系の科目としてはいたって普通だろう。湯田先生が自信を持って板書しながら解説できていた問題ばかり出題されたため、先生もしっかりわかっていない問題を解かされるといった心配はない。講義の評価はキングオブクソだが、成績評価は経済学部らしく甘々なのでやや仏とした。学部で動学最適化を学べるおそらく唯一の講義なので、先生を変えるか、湯田先生がブラッシュアップしてから再来年度も開講してほしい。
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