教官 | 小林大志 |
教科(講座) | 基礎ドイツ語Ⅰ |
投稿者 | AA |
投稿日 | 2023年09月16日 |
評価 | やや仏 |
テスト | |
レポート | 時々あり |
出席 | なし |
コメント | 普通に受ける分にはとても楽しくていい授業だと思います.日常会話を重点的にやるスタンスで,まず発音を丁寧に解説してくださり,授業の進行もドイツ語で喋ったあとにセルフ同時通訳をやってくださるので,発音の雰囲気がつかめて面白いです.さらに特徴的なのはペアワーク・グループワーク.基本的に教科書を中心に進めるのですが,この教科書に基本的な会話が載っていて,それを見ながら隣の人と喋ってみようだったり,こんどは席を立って出歩いて,複数の人と会話してみようだったりと,実践の機会があるのが良いなと思いました.文章を書いてみようの時間もありました.自己紹介とか書くの楽しかった.文法は,まあ避けては通れないのですが序盤はそこまでやりません.最初の鬼門は冠詞ですが,これもどういう単語にどういう冠詞がつく傾向があるだとかこの冠詞覚えられなくて苦労したんだよねとか小話を挟み挟み教えてくださるのでとっつきやすいと思います.
この先生はお昼過ぎの授業とは思えないほどに生き生きと話すので,ドイツ語もドイツも大好きなんだろうなというのが伝わってきます.先生の留学の話や,たまに流してくれるコメディチックなドイツ語学習ビデオなどからドイツの生活様式や文化についても知ることができます(これは単に余談でテストに出ることはありません).
教科書の毎セクションが終わるたびに「Frage(フラーゲ)?質問ある?」と聞いてくださり,少人数ということもあって質問しやすい雰囲気があるので,浮かんだ疑問をすぐに解決できます.ちなみに先述したセルフ同時通訳ってこういう感じです.
課題レポートは,授業がキリの悪いところで終わってしまった場合に出現します.ですので基本的にやることは授業中の演習と一緒です.1週間のうちにクラスルームで提出します.他に課題はありません.授業後の感想ミニットペーパーや出席テストの類もありません.
授業外学習でもう一つ述べておきたいのがフラッシュカードです.授業で使ったパワーポイント形式のフラッシュカードのほか,Quizletというアプリに単語帳をつくって配信してくれます.単語のラインナップは授業に出てきたものだけです.取り組みは任意ですがテスト前の勉強とかとても役に立ちました.ありがとうございます!
名前のカードを先生がつくっていて,それを引いて指名します.
テストは授業をよく聞き,演習に真面目に取り組み,それなりに.
単位とれればいいやというマインドで臨むと大変かもしれません.教室後方にいつも固まって座って寝ていた仲良しの彼らは指されるたびにごく簡単な問題でも躓いていましたし,はたから見て何もわかってないんだろうなというのと大変そうだなというのがわかりました.中には落単して来年再履修するはめになった人もいるとかいないとか.テストも授業を聞いていないと相当きついと思われます.教科書はワークシートのようになっていて,ところどころ穴埋めになっていますから,それを埋めずに放置しているとテスト前に詰みます.
内職していても注意はされませんが,どんどん進むので置いて行かれると大変です.言語の勉強は基本そうですが,範囲が広いうえに何からやるかなんて人それぞれなので,授業外の勉強(YouTubeとか)でなんとかしようとしてもきついです.だから先生方が,やることを絞って教えてくださるのです.テストに出るのは大体先生の言ったことと授業でやったことです.全範囲が対象の入試とは違います.ですから内職なんてことはせずに素直に,潔く,授業中は授業に集中しましょう.大丈夫,この先生は頑張る人には手厚いサポートをしてくれるので,困ったらどんどん頼るといいと思います.
以上を踏まえて仏という評価をつけさせていただきます.後期も楽しみです.
以下はどうでもいい話です.話が長くてすみません.お付き合いいただきありがとうございました.
席は自由ですが小さい部屋で人数も少ないので大体みんな同じ席に座っていました.ペアワーク,グループワークがあるので周りの人と仲良くなれます.ほぼ教科書を使って進めるので教科書を忘れると大変かもしれませんが,いつも周りが同じ人なので近くの人とさえ話せるようにしておけば大丈夫.欠席のフィードバックは基本無いので,これも近くの席の人を頼りましょう.ちなみにコロナになって,元気だけど待期期間で家から出られないという場合は連絡すればオンラインで授業につないでもらえるようですが,この場合はペアワークは混ざることができません.同じ学部の人が多いと思うので,ぜひ仲間を作りましょう.でも寝る仲間は作らないほうがいいです. |
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