東北大学 授業評価

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教官クリントン・ゴダール
教科(講座)歴史と人間社会
投稿者
投稿日2022年04月14日
評価ど鬼
テスト
レポートあり
出席なし
コメント初めに一つ言っておきます。あなたがもしただ単位を取りたいがためだけに彼の授業を履修するつもりなら絶対にやめておきましょう。はっきり言って、基幹科目の中では相当重いし、容赦がないです。 まず、授業内容がなかなかに難解です。筆者がこの授業を履修したときは主に法華経や日蓮仏教の思想について学習したのですが、割とディープなところまで掘り下げられており、ついていくのが困難でした。 しかし何といっても彼をど鬼たらしめるのはレポートやグループワークです。レポートでは前からやると言っていたのにもかかわらず実際に詳細が発表されたのは提出1週間前。しかも予告なくひっそりとISTU上にアップロードされていました。内容も仏教思想についてのA4用紙2枚程度の論述で、このためだけに文字通り丸半日を費やす羽目になりました。 グループワークは宗教をテーマにした好きな題材を選んで発表するものでしたが、テーマがテーマなだけに最低4、5冊は参考文献を読み込まないとまともなプレゼンテーションを作れないし、題材次第ではそもそもマニアックすぎて文献探しだけで日が暮れてしまいます。しかも授業のたびに人文科学における研究姿勢について何度も念を押してくるため手を抜くわけにもいきません。1セメで大変だった授業ランキングをつけるならかなり上位に来るでしょう。繰り返しますが、単位がほしいだけの人間は即刻履修をやめなさい。 とはいえ、重い分内容は充実しており、楽しい授業でもありました。難しいなりに面白い授業でしたし、実際非常に得るものは多かったです。また、教官の性格も好ましいものではありました(Zoomに5分遅刻してくるのが恒例行事でしたが)。理系だけど人文系の授業をきちんと受けてみたい人や、宗教について興味がある人にとってはまさしく「神」だと言えるでしょう。
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