東北大学 授業評価

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教官見村万佐人
教科(講座)数学序論A
投稿者土佐間 ラムミ
投稿日2021年08月07日
評価ど鬼
テスト
レポートあり
出席なし
コメント数学科の一年生にとって最大最難な科目はこの数学序論です。 他学部の序説系の授業と違って,数学の各分野や研究室を紹介するのではなく,現代数学の礎となる集合論をこの一年間を通して学ぶことになります。数学科の方々はよく自然科学総合実験がないことで他学部学生に非難されるですが,実際にこの数学序論は自然科学総合実験より重いと思っています。 授業のスタイルはリアルタイムで,オンデマンド形式としての復習もできます。教官が必ず五限であることを利用し,容赦なく授業を延長します。 成績評価は三割のレポートと七割の試験点。 試験点の三割が中間試験と期末試験の高い方の1.5倍を採用し,七割は期末試験の1.5倍から出る。 なぜ1.5倍を取るかという問題に関して,皆さんがこの講義をとっていただければわかると思います。 数学序論は数学科の読み書きに当たる科目でこの講義では証明を正しく書くことが求められています。レポート問題を取り組む時,いかに素晴らしい発想があったとしても,証明の構成がおかしいと思われる場合,点数が取れないと思っていただいてもかまいません。これほど構文を重視する講義でございます。 もう一つ重要なことですが,数学序論は全員必須な講義で,ここで単位を落としてしまうと来年再履修することになります。その時教官が変わって,範囲も微小振動します。 この講義の履修ポイントはひたすら復習することでございます。 またどんな講義をとったにもかかわらず,常に序論のレポートを最優先することです。 問題の意図を読み取る,解法を思索する,証明を書き下す,再清書する。 よほどの天才ではない限り12時間をかけて初めてまあまあなレポートができます。 試験も難しいから,レポートができたとしても単位が取れない可能性がある。 教官の授業は普通にわかりやすく,おもしろいですが,試験や単位に関する相談は一切受け付けません,救済措置も設けられていません。 この教官の授業を取らざるを得なくなるなら再受験することを強く推奨します。
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