教官 | 山内玲 |
教科(講座) | 英語A1 |
投稿者 | p |
投稿日 | 2017年08月06日 |
評価 | 鬼 |
テスト | あり |
レポート | あり |
出席 | あり |
コメント | ベッドの脇に置いたスマートフォンのアラームで目を覚ます。カーテンを開けると、柔らかな日差しが僕の身体を優しく照らす。しかし心には深い影が差したままだ。―そう、僕は智美を失った、失ったのだ。昨晩、隣町のバーで彼女が発した台詞が末だ海馬に焼き付いている。 「私たち、もう終わりね。」 ・・・しかし、日常は僕を待ってはくれない。人生は忌まわしき記憶との闘い、その連続と総和でしかない。僕は両手で頬をぱんと叩いて喝を入れ、流通センターの安物スーツに着替えた。今日も塾講師のバイト、生徒たちが待っている。僕は朝食も食べずに家を出、バスに飛び乗った。生憎席は満席らしい。揺れる車内。その中で吊革につかまりながら、何とはなしに学務情報システムを確認する。 ( 英語A1 D ) ・・・人生は忌まわしき記憶との闘い、その連続と総和でしかない。 |
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