東北大学 授業評価

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教官大森不二雄
教科(講座)社会の構造
投稿者
投稿日2017年02月02日
評価
テストなし
レポートあり
出席
コメント前書き代わりに書こう。筆者は、決して取りたくてこの科目を取ったわけではない。この科目は基幹科目なのだが、本来取ろうと思っていた別の基幹科目の教員がど鬼であることを知り、やむを得ず他の科目を探した結果、これに行き着いたというわけである(この科目は2016年後期に初めて開講された)。以下、この科目について書く。 一言で言うと「イカトン向けの講義」。対象学部は文教法保。日本社会が抱える問題を様々な観点からアプローチし、その構造を解き明かしていくという授業。授業内容は、その日取り扱う社会問題について、予習課題に基づき4,5人のグループでディスカッションをし、その後一人ずつ自分の見解を発表するというもの。 ここで、「予習課題」という言葉が出てきたので、それについて触れなければならない。まず、この授業においては、予習復習が必要になる(復習はたまにナシのときがある)。新ISTUを使ってレポート形式で行うのだが、その際に提示される文献を読んだ上で予習をする。そしてこの文献が何かと面倒であり、最低二つは課される(一番多いときで6つ、平均して3つあった)。この予習課題をやってくることが授業参加の条件である(やらずに授業に参加したことがある者もいたようだが…)。別にやらなくても問題ない(?)が、やってこないと授業で苦労するし、最後の方でも書くが、成績にも影響する。 ここまで読んでお分かりになったと思うが、この授業はとにかく忙しい。予習復習にかなりの時間を割かなければならず、苦労すること必至である。そのための時間を確保することも避けられない。筆者は、いつもこの課題を後回しにしていたため、水曜の午後休を利用してやらねばならず、せっかくの午後休をほぼ毎週満喫できなかったという苦い経験をしている。 ここで話題を変えるが、これだけは言っておく。この授業で学んだことは、絶対損にはならない。これは断言できる。議論力と発言力を鍛えることができるし、なにより、これほどいろいろな社会問題に触れることができる授業は、これの他に無いのではないか。ただ、もう一度言うが、とにかく忙しい。 この授業を取るかどうかを決めるときにポイントになるのは、この科目の内容に興味があるかないかという問題ではなく(それでも全然構わないが)、むしろ、忙しいか否かという観点から見て、取るかどうかを決めることだと思う(セメスター,バイト,サークル等の忙しさをよく考えること!)。実際、筆者はこの科目を含めてセメスターに15コマ入っていたため、かなり大変だった…。 というわけで結論。やるべきことが多いという意味では無論、仏ではない。ただし、先生はそこまで厳しいことを言ったりはしないし、期末テストこそないが、そのかわり期末レポートがある。だが、これも普通の文量だし、内容も難しくないから(多分)、鬼と言うほどでもない(ちなみに、成績評価は授業への参加と予習60%,期末レポート40%)。以上を踏まえて並とした。
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