教官 | 澤江史子先生 |
教科(講座) | ジェンダーと人間社会 |
投稿者 | 霞城公園 |
投稿日 | 2014年02月24日 |
評価 | やや仏 |
テスト | あり |
レポート | あり |
出席 | あり |
コメント | 【印象】もしかしたら、普段からジェンダーの問題に対して意識が高かった人が受けたら少し戸惑うかもしれない。なぜなら先生はやや保守的な考えも持ち合わせているため、そこまでうるさく性差を是正せよ!と主張するわけではないから。中立…といえばよいのだろうか、それでも女性の労働環境とかに関する本を読んだりしてきた人からすればやや物足りなさを感じることも考えられる。学生のコメントを紹介する際も、保守的な(ex:男女間の能力の違いは仕方ない、役割分業は妥当、等)ものが多く取り上げられていて、聞く人によっては面白くないかもしれない。そして統計データが古く(90年代のものとかざらだった)、レジュメを更新しない限りどんどん古くなっていくだろう。労働や育児に関連する事象はここ数年でめまぐるしく変わっているというのに。【内容】大まかに①ジェンダーとは何か②メディアや労働等、身近な部分での性差③フェミニズムの歴史と映画④セクシャルマイノリティ・男性学・ワークライフバランス⑤イスラーム圏や開発途上国の女性 先生がイスラーム研究者だから⑤に割く時間が長い。例えばイスラーム法上の女性差別やFGMに対しても決して否定的ではない(?)ような気もして、やはり聞き手を選ぶだろう。【評価】毎回出席(授業の感想)、中間レポート(映画の感想・考察)、期末試験(2問からひとつ選ぶ、後期は火曜と木曜で問題が違う?)。50:15:35なので出席は大切。期末はレジュメと自筆ノート持ち込み可で、授業を受けていればしっかり書けるはず。【まとめ】少し批判的な書き方をしてしまったかもしれないが、考え方を広げるための勉強としてはおもしろく、役立つ授業だとは強く思う。 |
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